BD-1の折り畳み機構そのままにスケールモデルが作れないだろうか?同じことを考えていた日本人が香港にいました。実際にBD-1オーナーでもある彼は、BD-1の持つ機構に大変惹かれていました。日本人である彼は、世界中のカーメーカーやトイメーカーを顧客に持ち彼の作り出すスケールモデルはその精巧さと、忠実な素材感でカリスマともマイスターとも呼ばれています。(各社との契約があるため、個人名は伏せます。)
BD-1のスケールモデルで一番苦労したのは、折り畳み機構はもとより、ホイール組でした。車輪を回転させなければ簡単ですが、実車は細いワイヤーを組んでホイールを構成させています。しかし、模型でそれを再現するのは困難です。ワイヤーが曲がって、タイヤを垂直に維持できません。そこでエッチングパーツをスポークに見立てて左右から挟みこみ、さらにホイールで挟み込む事で、見た目と強度のバランスをとっています。これは一例に過ぎませんが、随所に考えられない技術が注ぎ込められています。
こうして完成したサンプルを見て驚愕しました。実車と変わらない折り畳み機構、車体や金属パーツの質感、細部にわたって実車が再現されています。日本人のこだわりと、努力と技術がドイツの名車を卓上のホビーへと作り上げました。正に大人のホビーとして所有することに、最高の喜びを与えてくれるモデルが完成しました。
彼の構想は来年以降、次のモデルへとすでにスタートしています。楽しみにお待ちください。
<H3>実車を細部まで採寸してバランスを取ったプロポーション</H3>
スケールモデルの重要な点は、ミニチュアながらの、「本物感」を再現することです。
本モデルは実車(BD-1)を工場に持ち込み、分解し、細部の採寸を行なっています。
しかし、単純にサイズを小さくするだけでは不十分で、そのモデルのポイントを掴んだ、ディフォルメ(誇張)がモデルをより本物っぽく見せます。各部のバランスを取ることで、より精密感の高い演出をしています。
<H3>フォールディング機能</H3>
BD-1の特徴である折り畳み機構を正確に再現しています。
折りたたみ部分にはマグネットを使用するなど、細部の再現に注意しつつも、破損しにくい方法を採用しています。
<H3>細部へのこだわり</H3>
チェーンを弾力のあるゴム材質で再現することで、ペダルを回すとタイヤも回転します。
ホイールスポークやギヤはフォトエッチングという技法で製作された金属板を使用しており、高級感のある再現を試みています。
ブレーキワイヤー等も実車同様に配し、稼動部分にも妥協することなく精密感を再現することで、玩具ではない、大人のコレクションアイテムを演出しています。
<H3>実車同様に高級感のある塗装</H3>
実車塗装サンプルを入手し、忠実に色を再現しています。さらにウレタンクリアーを塗装することで、実車同様に光沢のあるフレームを再現しています。
金属部分にはメタルコート塗装、細部のマーク再現にはステッカーやスタンプ印刷を行なっています。
<H3>付属パーツ、化粧箱</H3>
専用の展示スタンドも正確に再現。卓上でのディスプレイ時にも実車の雰囲気を演出します。
また、実車のカートン箱のイメージを化粧箱にしていますので、開梱や保存時も雰囲気を楽しめます。
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